帰り道
すぐ其処まで迫った夜
窓を開ければ 降りしきる雨
濡れた花とアスファルトの
焼ける匂い 風が運ぶ
涙がこぼれそうな 雨降り帰り道
逃げても逃げ切れぬ 悲しみ増すばかり
遠く消えてく 季節に手を振るよ
振り向かないで 泣いてしまうから
耳を澄ませば聞こえてくる
声は現か幻か
アスファルトを打ち続ける
雨よ すべてを流してくれ
変わらず夜が来て 歌声は響いて
すべてを見抜くような 朧な月明かり
風が過ぎれば 景色も変わっていくよ
振り向かないで 泣いてしまうなら
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